2年生人権講演会
日本社会を生きる世界人
 4月25日(火)に具志アンデルソン飛雄馬氏(「多文化共生NPO世界人」理事長)による講演を聞きました。日本に移り住んだ時に受けたいじめ、非行、更正、人との出会いなど、経験されたことやそこから感じ取られたことをリアルに語っていただき、多様な背景を持つ人々とどのように共生していくべきかということを教えていただきました。また、困難に負けずあきらめずに夢をかなえていく勇気をもらいました。

<生徒の感想より>
○私は現在起きている差別の原因でもある文化の違いは、どうしていいかわからないし大人にならないとわからないと思うけど、1つ言えることが、どれだけ文化や肌の色が違っていても、違いを個性として受け入れたり理解していけば必ず差別は減ると思います。具志さんがおっしゃっていた「肌の色が違っても同じ人間」という言葉は今のこの世界に一番必要な言葉だと思いました。 

○一番心に残ったのは、具志さんのお父さんの「48年間何も楽しいことがなかった」という言葉だ。そんなことを思わせた自分が嫌だったと具志さんはおっしゃっていたが、それは日本社会のせいだと思う。1人1人が差別をしなかったらそんなことはなかったと思う。しかしそのようなつらい過去を私たちに語ってくれた具志さんは尊敬したいと思った。  

○具志さんがおっしゃっていた「自分を大切にして初めて人を大事にできる」という言葉は、本当に経験した人にしか言えないことだと思うので、この言葉を心に留めておきたい。外国人の人と関わったことがないのでちゃんとしたことは言えないけど、人種差別がこの世界から無くなったらいいなと思う。  

○具志さんの「苦労と挫折があるから幸せの意味がわかる」「やる気がなければ壁に見えるが、やる気があれば階段に見える」という言葉が印象に残っている。今私は高校生で、まだ社会に出ていない守られている身であるが、あと少しすれば社会に出てたくさんの挫折を味わうと思う。しかし、今回の講演で、何回も転んで立ち上がって食らいついていけば、きっと成功につながって誰かに認めてもらえるんだって思えたし、そう思って頑張ろうと思った。今回の講演で学んだことをこれから活かしていきたい。  

○何かもう、本当に、頑張ろうと思いました。何て書いたらいいのかわかりません。本当に感動しました。最高でした。言葉にできません。私もあきらめずに生きていこうって思います。本当にありがとうございました。具志さんに出会えてよかったです。

   
   
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